@article{oai:seitoku.repo.nii.ac.jp:00001353, author = {末永, 香 and 小口, 多美子 and 阿部, 頼子 and Kaori, SUENAGA and Tamiko, OGUCHI and Yoriko, ABE}, journal = {看護学ジャーナル, Journal of the Institute Nursing Science Seitoku University}, month = {}, note = {PDF, 本研究は、乳幼児期の子どもとその親に接する「赤ちゃん先生プログラム」を受講することによる看護学生の子ども理解の変化を数量的に検証し、プログラムによる学生の学びを明らかにすることを目的とした。  乳幼児期の子どもと母親に接する「赤ちゃん先生プログラム」を受講した4 年制大学看護学部2 年生78名と、3 年課程の看護専門学校1 年生40 名に対して、研究の主旨と倫理的な配慮について説明し、承諾を得たのち調査を行った。参加者は受講前後で30 項目、4 件法の「子ども理解評価尺度」と、受講後の自由記述に回答した。「子ども理解評価尺度」は受講前後で対応のあるt 検定を行い、自由記述は計量テキスト分析を用いて頻出単語と共起ネットワークにより分析した。  「子ども理解評価尺度」の結果は、30 項目中23 項目で受講前よりも後の方が有意に高かった。『身体生理の特徴』に含まれる「子どもは気道が狭く肺が未発達であるため、呼吸困難などの症状を起こしやすい(p<0.001)」「年少児ほど成長率・基礎代謝が大きいため、エネルギー所要量が多い(p<0.001)」など6 項 目すべてで、『自律性』に含まれる「子どもは、生後3年間のなかで自我が芽生える(p<0.001)」など5 項目すべてで有意であった。一方、有意差がなかった項目は『知的・情緒・社会機能の発達』の11 項目中7項目であった。  自由記述の結果では、頻出単語は「赤ちゃん」「お母さん」が多く、ネットワークの中核をなし、「泣く」「抱っこ」「遊ぶ」などとのつながりが見られた。乳幼児と直接関わることで、子どもに対する認識や学生自身の気持ちが変化していた。  尺度や共起ネットワークの分析結果からは、看護学生の「赤ちゃん先生プログラム」の受講の効果が認められた。しかし、子どもの『知的・情緒・社会機能の発達』の理解や深化にはプログラム内容や方法のさらなる調整や、教員の助言の工夫などが必要と考えられた。}, pages = {43--51}, title = {「赤ちゃん先生プログラム」受講による看護学生の子ども理解についての一考察}, volume = {2}, year = {2021}, yomi = {スエナガ, カオリ and オグチ, タミコ and アベ, ヨリコ} }